RIVERWALKこどもの家は、0〜3才のモンテッソーリメソッドを取り入れた企業主導型保育園です
“Help me to BE MYSELF” 「自分自身になるのを手伝って」
ママと一心同体だった胎児が生まれた瞬間から、子どもの「自立」と「人格形成」は始まっていきます。赤ちゃんにも、最大級の敬意を払い、一人の人間として接することが重要です。お母さんや周囲の大人との愛着関係を結んでいくうちに「この世界も悪くないなぁ」と自分自身をも信じられるようになり、自分の手と足と五感を使ってゆっくりと人間らしくなっていきます。歩いたり、物を運んだり、おしゃべりを始めたり。その目まぐるしい発達に、止まらない探究心。「いつできるようになるかは、子どもにしかわからない」ことを心に留め、「時間」という最高のプレゼントをしていきたいですね。
約10年間通信制高校の教員をしていたわたしは、毎年生徒たちの卒業時に問いかけられるこの言葉に疑問をいだいていました。それは
先生、わたしは(卒業後)何になったらいいと思う?
彼ら彼女らは、自分に何ができるか何をしたいのかを深く考えること無く、日々漫然と過ごしてきていました。社会に放り出される直前になって、自ら答えを出さなければいけないことに気づき、焦燥感から手助けを求めてきたのです。
なぜ、自分がしたいことがわからないのか…。何度聞いても同じ答え「わからないからわからない」。当時のわたしはそれが不思議でなりませんでした。
そんなあるとき、アメリカ人の友人から「モンテッソーリ教育」の存在を知らされました。マーク・ザッカーバーグさんやオバマ元大統領など、後に偉大なリーダーとなった人々が学んだことも知りました。子どものころから自立心や自ら学ぼうとする力、そしてなにより「強い自己肯定感」が備わることも学びました。
そう、当時受け持った高校生たちは「自己肯定感」が欠落していたのだと気付かされました。私自身が「モンテッソーリ教育」を学ばなければ!!と思い、保育園の開園を決意した瞬間です。
まず、通信講座で猛勉強し「保育士資格」を取得しました。その後、妊娠・出産を挟んで2年掛けて「JAM(日本モンテッソーリ協会)モンテッソーリ教員免許」も取得し、ついに2017年、英語モンテッソーリスクール「カーサ・デ・バンビーニ」を開園しました。
周囲の手助けを借りながら少ない資金で始めたので、PR不足もありたった4人の園児でスタートしました。3年間の間に徐々に教具をそろえ、魅力的な先生たちもやってきて、「モンテッソーリ園」として充実してきました。今年度は約25人の子どもたちが毎日「お仕事」に向き合っています。
代表として携わる合間に「AMI(Association Montessori International)0-3モンテッソーリ教員」、「AMI3-6アシスタント教員」それぞれの免許も取得し、日々、子どもたちと接する中でそれらを実践しています。
「カーサ・デ・バンビーニ」の子どもたちは、自ら、お客さまのためにお茶を出したり、クラスメートのためにフルーツをカットしたり、日々の「お仕事」などを通じて自ら律する心や集中力を身に着けています。なにより、他者への思いやりを発揮することで得られる「自己肯定感」も備えています。
そういった3歳以上の子どもたちを毎日眺めていて、0〜3歳の大切な時期を過ごすための「モンテッソーリ園」が必要なことにも気付かされました。
0歳から3歳までは、「自立」と「人格形成」を身に着けるための大切な時期だとマリア・モンテッソーリは説いています。「RIVERWALKこどもの家」は、自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の手を使い、世界をより良くするために生きる基礎を育てる施設として運営していきます。
Principal: Ikumi Otani
17歳の時、学校を休んで、たった一人でイギリスへ渡りました。日本の一斉教育、厳しい校則、大人の言うことを聞くのが一番。そんな日常に違和感を感じていた時です。イギリスの学校で「それで、あなたはどう考えているの?意見をちょうだい」と先生から言われ、日本での一方通行授業との違いに衝撃を受けたと同時に、意見を述べられなくて相手にされず、悔しい思いをしました。意見するには、普段から自分で考えたり選択する習慣がないと、そしてそれを声に出して言わないとできません。「学び」とは教えられるものでなく「学びたいから学ぶ」ものだと自分の中に革命が起きました。アクティブラーニングと言われる昨今ですが、日本はまだまだ古い教育体制のままで、そのスタートラインにも立っていない気がします。子どもたちの心身両面の育ちと将来は、私たち大人の責任です。
モンテッソーリ教育と英語、私の2つの強みを生かして、これまでの教育にとらわれない新風を巻き起こしていきます。この活動に共感し賛同してくださる皆さん、是非仲間になってください!共に豊かな未来を作っていきましょう!